シリコーンの混合について

付加硬化型シリコーン【(以下、)プラチナ硬化と表記】と、縮合硬化型シリコーン【(以下、)スズ硬化と表記】は混ぜることはできません。混合をした場合、硬化不良や本来イメージしていた完成形にならない可能性が高く、お勧めしません。

プラチナ硬化は白金ベースの触媒を使用し、スズ硬化はスズベースの触媒を使用します。
これらの触媒は互いに相溶性がなく、硬化を妨げる可能性があります。その場合、硬化が失敗したり、スライム化や寒天化する可能性があります。

上記のことが起こる可能性が高いため、一般的に硬化メカニズムが異なるシリコーンの混合を避けることをお勧めします。また、造形物の製造過程内で複数の種類のシリコーンを使用する必要がある場合は、別々に使用し、互いに接触しないようにするのが最善。

イメージ通りの完成を得るには、同じ種類のシリコーンを使用するか、適切な使用方法と相性についてメーカーの説明書やHPを参照することをお勧めします。

注意するのは、プラチナ硬化とスズ硬化の混合だけでなく、同一素材の混合も避けることをお勧めします。例えば、【GEL-OO】 と【 GEL-1O】 の混合なども同様に


付加硬化型シリコーン【プラチナ硬化】、縮合硬化型シリコーン【スズ硬化】の詳細は、別の記事で説明をしています。こちらを参照してください。