産学連携による実践型人材育成事業
-専門人材の基盤的教育推進プログラム-

現在の参加学校数
AirBrush MakeUp プロジェクト概要
「エアーブラシメイクアップの有用性の実証と方法論の確立と人材育成プログラムの開発」
(略称:エアーブラシメイクアップ プロジェクト)の概要

●プロジェクトの評価について



@評価の体制・手法 有用性の評価:

科学的評価(薄膜、発色、均一等)とともに、エアーブラシのメイクでの使用後の比較調査を行い、見栄え、耐久性、化粧のリ、使用感、コストパフォーマンスなどの評価軸を数値化し、エアーブラシメイクの特徴を検証する。
特別講義やデモンストレーション実施校において、学生によるエアーブラシメイクアップの評価調査により有用性を評価分析する。
エアーブラシメイクアップの方法論の確立:
エアーブラシの方法論を早期に確立し、授業に取り入れ、学生の反応を観察し修正を施す。エスキースした、標準メイクに方法論を適用し、適用後の評価軸(時間、見栄え、再生度、その他)を数値化し、評価する。
協力会社に手引書を配布し、評価調査を行う。

人材育成プログラムの開発:
エアーブラシメイクは、エアーブラシの手法(吹き方)やメイクアップ方法論だけでなく、機械のメンテナンスや清掃を含む。手法においては多くの練習が必要である。一連の授業を通じて最適な時間配分を模索し、より効率的な人材育成プログラムを開発し、評価する。
プログラム運用の集中講座を通し、評価調査を行う。

A目標達成度合いの測定指標

エアーブラシの有用性の評価:
特別講義やデモンストレーションを行いたい学校の応募数によって興味度が測られ、その実行を通じエアーブラシメイクの有用性評価がなされる。しかし、本来の科学的な有用性の評価(薄膜、発色、均一等)は実証され、その周知を目的とするために、アンケートによる有用性の理解の確認を行い、集計分析する。

エアーブラシのメイクの方法論の確立:
すでに数校での取り組みを前提としているため、実際の方法論の手順を冊子化し、手引書として完成させる。

育成プログラムの開発:
実施校、協力校、デモ実施校の教員に対し開発した育成プログラムを配布し、プログラム実施および運用集中講義を行い、アンケートによるプログラムの評価調査を行う。また運用集中講義への応募数によりプログラムの重要性が確認できる。

●プロジェクト終了後の方針について(継続性、発展性 等)

教員への人材育成プログラムの集中講義を通じて次年度および次年度以降のエアーブラシメイクアップの開講へのバックアップを行う。
教員の技術習得とともに、人材育成プログラムの運用集中講義はエアーブラシメイクの開講や一部採用等の多くの波及効果が期待できる。
本プロジェクト自体は、実需分野やアートへの応用論の構築が必要である。
さらに、材料が多様化する中、使用における安全、安心の確保が最も重要な課題となる。 メイクアップ材料は外国製のものが多く、法的制度を踏まえた製品開発や国産品の開発には本プロジェクトの人材の育成を通じたアーティストのフィードバックが必要である。
米国においては、メイクアップアーティストはMSDS(Material safety Data sheet:製品安全データシート)を理解し使用すべきものとされている。日本ではこの意識はない。今後は技術面だけでなく、MSDSの理解などのアカデミックな知識の習得を含める必要がある。
技術検定制度の構築と国家資格(薬事法上の化粧品総括製造販売責任者)の取得要件を満たす理論面をカバーし、技術と理論を踏まえた、メイクアップアーティストの育成が課題となる。

産学連携による実践型人材育成事業 -専門人材の基盤的教育推進プログラム-
エアーブラシメイクアップの有用性の実証と方法論の確立と人材育成プログラムの開発
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